「杉山語録」

04.7.21更新

札幌旭丘高等学校 杉山剛英
これは、私が思いついたり盗作したり、あるいは綿密な観察分析の結果編み出した千年先まで語り続けられるかもしれないという名言集です。面白半分なんかではありません。続々登場。そろそろ出版しようかな(^*;)
1.生徒の振りみて我が振り直せ
2.悪いやつほど行きたい学校へ
3.腹に一物,背に荷物
4.授業で一番無駄なものは板書
5.しゃべる程できなくなる
6.やらないエリートは岡光
7.教育は消費税
8.イジメルダ夫人とカタモツ大佐
9.上手な演示実験より下手な生徒実験
10.実験は芸術だ
11.パチンコ屋国営化で消費税な
12.勉強は面白い
13.知らぬは教師のチャンス
14.一人でラーメン屋に入れたらオバタ
リアン
15.ダイインやる奴ぁ死んでみろ
16.○○じゃないよねぇ・・はババタリ
アン
17.頼んで生まれてきた人はいない
18.スリッパ先生はダメ先生
19.快答!こんな勉強役に立つ?
20.この字はよくない
21.入れたガソリンの事は考えない
22.ほっといても虫歯は治らない

23.北斗実拳秘奥義! 化学爆裂拳!
25.ロケットは「発進!!」だ
27.あなたの夢は?といつまで聞かれる
29.鉄は熱くしてから打て
31.長野方式
33.理科好きが増えている
35.信者と書いて儲けると読む
37.赤ん坊は何になるかはわからな
39.ISOは宣教師
41.百聞は一見に如かず百見は一触に如かず
43.小学校でも教科担任制を
45.やる気に予算がついてくる
47.読書は北斗神拳
48.いい生徒を集める?
50.ラーメン700円は高すぎ
52.週休二日は公共事業
54.マルクス復活か
56.夢がエンジン
58.日本は近代化してる
 
24.遠友近憎!北方領土返還策
26.人事を尽くして天佑を確信せよ
28.能ある鷹は爪を出せ
30.一を見て十を知った気にならず
32.拓銀方式
34.最近の老人は
36.3×3は3+3に勝つ
38.悪いのは自然現象ではない
40.最近のオリンピック選手は
42.世の為、人の為、自分の為
44.コンビニ出版
46.参考文献?科学の祭典ガイドブック
49.運転と着眼力に相関有り
51.執念は予想を運命に変える
53.株式は骨董品市場
55.日本の労働者は世界最優秀
57.誰も才能試験は受けてない


 
 

1.「生徒の振りみて我が振り直せ」
生徒には色々と理想的なお説教をする先生ですが、その実体は?
「こら!これはお前に割り当てられた仕事だろう。最後までしっかりやれ」
「人の嫌がることも率先してやるのが大人だ」
しっかりできてますか?
2.「悪いやつほど行きたい学校へ」
同僚の嫌われものの教員というのも存在します。ごますり上手にいただき上手{人の研究をさも自分がやった様に},指導下手,こういう人たちはなぜかみんなが行きたがる学校へ転勤します。その理由は、役に立たないので校長はどっかに出したい。しかし、本人は出たがらない。その後は各自考えて下さい。
3.「腹に一物,背に荷物」
意味はありませんがゴロがいい。「装甲騎兵ボトムズ」より盗作。
4.「授業で一番無駄なものは板書」
進学校で教える先生は進学対応授業と実験の両立で大変です。授業を再検討して実験の時間を作り出しましょう。生徒は板書を写している間は何も考えていません。私は前任校では生徒にノート代わりに参考書{数研チャート}を買わせて「これが君たちのノートだ」と言って、マーカーでマークさせていました。効果はバッチリ。

5.「しゃべる程できなくなる」

平均点が他の先生より低い,実験に時間がかかりすぎるという悩みをお持ちのあなた。その主因は先生がしゃべりすぎる事にあります。生徒は先生がしゃべっている間は聞いていません{おいおい}。できるだけ生徒自身に問題を解かせたり,黙読させたりして,先生は机間巡視しましょう。解らないところは、まず友達に相談させましょう。教わる方も教える方も出来る様になります。

6.「やらないエリートは岡光」

内地の{昭和35年以前の北海道生まれの人は本州をこういう}某東大方面進学校{校名は漢字一文字らしい}では理科の時間に実験をすると生徒や親から苦情が来るそうです。どうやら教科書や参考書でその実験はどういう理想的な結果になるか知っているのでやらなくていいという事らしいのです。ほとんどの発見,進歩は自分で手を動かしている内に偶然発見されたものです。手を動かす,手を汚す価値を知らないやつ,目先の事しか見えないやつがエリート面する様ではおしまいです。自然相手の理科こそ人間教育です。

7.「教育は消費税」

口を酸っぱくして言って聞かせても、聞かせたこと,させたこと,見せた事の3%位しか生徒に伝わっていません{最近5%になったらしい}。教育の多くは徒労に見える時もあります。しかし、何もしなけりゃ0%。張り〜切っていこう〜〜。でも生徒が自ら聞いたこと,した事,見た事は70%は定着します。

8.「イジメルダ夫人」と「カタモツ大佐」

あなたの学校にいませんか?若い女の先生をいじめるお局先生。えっ!?この言葉はどこかで聞いたことがあるって。あなたはえらい。「ざべ」の92年9月号をみましょう。「中傷用語の基礎知識」の作者は私です。「カタモツ大佐」という日和見の人もいます。
9.「上手な演示実験より下手な生徒実験」
生徒に聞くと演示実験の評判は必ずしもよくありません。先生が前の方でちょこちょこやっていて何をしているのかわからない。見えない。といった感想をよく聞きます。演示実験は後ろの生徒にもしっかり伝わる様に構成しなければ効果は小さいものです。えっ!?生徒実験の準備をするのが面倒だから演示でお茶を濁す人がいるんですか。演示は危険,高価な2Kに限定しています。

10.「実験は芸術だ」

某P○教の教義に似ていますが、実験は演出,効果,驚き,盛り上がりを考えて構成すると大変印象に残るものになります。他の先生の実験を準備室から聞いていると、同じ実験でも先生のもっていきかたでつまらなくも面白くもなるのがよくわかります。入学してきた生徒に聞くと、「中学校の実験は面白くなかった,好きじゃなかった」という感想が意外と多く出てきます。実験は劇的な演出を考えて構成しましょう。同じ絵の具も使い方次第で色々な絵が描けます。

11.「パチンコ屋国営化で消費税なし」

30兆円産業と言われるパチンコ屋。必ず儲かる現金商売。ギャンブルはすべて公営なのになぜパチンコだけはお目こぼしなのでしょう{理由はわかってるけどね}。税金はごまかす。電気は盗む。やくざに金を流す。風紀は悪くなる。家庭を破壊する。子供は車で蒸し殺す。いいことひとつもないですね。しかし、これを国営化すれば純益だけで10兆円が見込めるわけです。これを旗印に衆議院選に打って出ようと思ったのですが、インフォネット社の岩谷社長に止められました。「先生、殺されるよ」(``;)

12.「勉強は面白い」

先生の中には生徒に向かって「勉強はつらく苦しいものだ。面白くないんだ。でもみんな仕方がないから我慢してやっているんだ。」なんて事を言う人がいます。ほんとでしょうか。人間の本質の一つに好奇心があり、知らなかったことを知る,出来なかったことが出来る,わからなかったことがわかった時に喜びを感じるように出来ています。ですから「勉強は面白い」のです。勉強はつまらないという風説は、ライバルが勉強すると困る連中が流している流言飛語なわけです。生徒に堂々と教えて上げましょう。「先生の指導通りにやれば、きっとおもしろさがわかる」とね(^^;)。

13.「知らぬは教師のチャンス」

新分野に入るとき、生徒の眼前には新しい海が広がっているわけです。普通の生徒はその海に隠れたものを見いだせません。目端の利いた生徒は参考書等である程度の海図を作っています。しかし、そこに冒険,発見,苦難,お姫様,王子様を登場させられるかどうかは指導教員の腕前によります。生徒が何も知らないのはチャンスです。歩く度、漕ぐ度に新しい事にぶつかるのですから、こんな面白いことはありません。「うちの生徒は何にも知らなくて参るよ」。そうです、最初から知っていたら我々は失業です。

14.「一人でラーメン屋に入れたらオバタリアン」

よく思い出して下さい。ラーメン屋で20才前の単独女性客って見たこと有りますか。ラーメン屋というのは純真?な女の子から見るとワイルドな世界です。あのにんにくの香り,汗くさそうな客,怪しげな店主,とても中学生や高校生では1人では入れません。しかし、そんな彼女らもいつかは必ず一人でのれんをくぐる日がやって来ます。その時こそ、身も心もオバタリアンになる時です。それから後は、もう怖いところはありません。パチンコ屋も競馬場もサロンと化してしまうのです。

15.「ダイインやる奴ぁ死んでみろ」

これは5,6年前の週刊文春の中吊り広告にのっていたフレーズです。札幌でも、あの憧れの大通公園{あそこで焼きとうきびを食べて鳩にえさをやるのが田舎人間の夢です}で毎年ダイインやってます。そう、きれいな芝生に敷物までしいて。雨の日にやったという話は聞いたことがありません。「いやー,被爆者の気持ちがわかりました」だって?

16.「○○じゃないよねぇ・・はババタリアン」

クイズ番組を見て気がつきました。大体60〜65歳以上のおばあちゃんは自分の答えに自信がないときに「○○じゃないよねぇ」とか言うのです。どうやら、「じゃないよねぇ」という言葉をつければ違っていたときに言い訳が出来ると考えている様です。さすがにオバタリアンのなれの果て、自己保身は忘れません。

17.「頼んで生まれてきた人はいない」

中学生位のぐれそうになった{ぐれた}子供がよく言う台詞に「生んでって頼んだ覚えはないわ!」というのがあります。自分が好き勝手な事をするために何とか親の支配から抜け出そうという目的で言うわけです。そんな甘ったれにはこう言ってやりましょう。「この世のどこに頼んで生まれてきた人がいるの。なに当たり前の事言ってるの。」

18.「スリッパ先生はダメ先生」

背広を着てこないとかネクタイをしないとか、あまりにだらしないので教員の制服を作ろうなんて条例ができた町もありました。{その後どうなったっけ?}しかし、これだけは言えます。生徒の前に出るときに、スリッパを履いている先生にろくな先生はいません{大胆な発言,(^^;)}これから先生になろうと思っているあなた!なぜそうなのかをよく考えてみて下さい。

19.「快答!こんな勉強役に立つ?」

勉強をしたくない生徒、できるけどいやいやしている生徒、今まで何かにがんばった事のない生徒がよく言う疑問は「こんな勉強なんの役に立つの」というところでしょうか。所詮は努力の無い者には馬の耳に念仏なんですが、こんな快答で切り込んでみましょう。自分で答えを見つけなければならない問題です。考えるきっかけを作りましょう。
(1)およそ人類社会に学校というものができて5000年?、その内容は今も 昔もあまり変わってはいない。語学,博物学,数学は2500年前の古代 ギリシャの哲人たちの学校でも主要科目。もし、何の役にも立たないのな ら、とっくの昔に学校というシステムは消滅しているはずである。ではな ぜ消滅しないのだろう?いゃ消滅どころかどんどん増えてる.考えたまえ
(2)君に趣味はあるか。好きなスポーツはあるか。そんなの何の役に立つのか? と聞いてみましょう。趣味やスポーツはまず将来の糧にはならないわけで すから、やっても無駄じゃないかと問いかけ、考えてもらいましょう。勉強 をするということは本当に無駄なのでしょうか。
(3)その疑問は、君が最初に考えついた疑問ではない。では、なぜ5000年 の間に明確な回答が用意されなかったのだろう。それは、何か一つでも心 底がんばった事がある人間にしかわからないものがあるからなのだ。
(4)そうだ。無駄なんだよ。君はいずれ死ぬんだ。死んだら灰になり、君が生 涯で得たものは一切無に帰するのだ。じゃあ最初から生きていなくても同 じなんだね。君はいてもいなくてもいい存在なのかい。

20.「この字は良くない」

私の長い教員経験から言えることがあります。名は体を表す。本当です。ここから先は読まないで下さい。人権侵害のおそれがあります。絶対に読まないで下さい。絶対ですよ。
どうしてもという方にだけメールで教えることもあります

21.「入れたガソリンの事は考えない」

ガソリンは1円違うと客の入りが3割変わると言われます。そこでスタンドは値下げ合戦,過剰サービスに走るわけです。今は1リットル81円位ですから30リットル入れても売り上げは2400円位。いやいや、ガソリンは1リットル当たり53.8円の税金が入っていますから、純売り上げは820円位で純益は100円位ですか。スーパーで買い物しても5000円位はすぐいっちゃいます。しかし、商品は自分で詰めらされます。スタンドって神様みたいですね。さて、消費者はどうでしょう。あっちのスタンドが1円安いぞってんでガソリン燃やして遠くに行きます。1円違ってたったの30円ですよ。しかし、消費者はその30円を異常に気にします。ところであなた。省エネ運転を心がけていますか。考えてませんね。目的地までの最短距離を走っていますか。怪しいですね。そうです、一旦タンクに入ったガソリンの事はだれも気にしないのです。もったいないとかは絶対に思わないんです。これは、大衆操作の上で重大な事を示しています。これを利用して一儲けしましょう。

22.「ほっといても虫歯は治らない」

教員をやっていると失敗をしても責任をとらずに逃げ回る生徒が当然現れます。世の中にはほっといても何とか復元する事もありますが、当事者がやる気を出して取り組まないと解決しないことの方がたくさんあります。虫歯はほっといて治るのかい。君自身に治すつもりがなければ、何も解決しない。君の治そうとする意志が必要なのだ。

23.「北斗実拳秘奥義!化学爆裂拳!」

かつてケンシロウなる男が、世紀末の悪のはびこる世に必殺の暗殺拳「北斗神拳」を携えて颯爽と登場した時代がありました。実は我が北斗高校にも北斗実拳なる案察験が存在し、その秘奥義「化学爆裂拳」と「物理幻魔拳」と「地学流星拳」は私に伝えられました。「生物顕微拳」の行方は定かではありません。私は、この秘奥義を一子相伝ではなく、天下万民のものとしたいと考えてこのホームページを開闢し、数々の研究会で発表している次第です。今、高校科学は物理消滅の危機とやる気のある若手不足{もちろんベテランも}に喘いでいます。この状態を打破できるのは、このHPを見たあなたです!「お前はもう・・死んでいる」そうです。逃げられません(^^;)。
なお、この北斗実拳が他の「南斗背拳」「元斗盗拳」「北斗流拳」と違う点は、戦って得た相手の技を相手の名と共に自らの心に刻み、自らのものとして世のため人のために使うところです。

24.「遠友近憎!北方領土返還策」

近くに住んでると仲が悪くなるのが国と国のおつき合いです。国境線が無くなると世界が平和になるなんてのは幻想です。なくなったら日本のような良い国がどう狙われていくか想像すれば答えはすぐでます。ところで北方領土はさっぱり返ってきません。そうです。ロシアは返すつもりなんかないんです。時々、新聞などでロシアの政治家が「個人的には北方領土を返しても良いと思っている」などと発言した、という記事が載ります。そして、日をおかず政治家が来日したり、条約交渉があったり、経済援助の会議があったりします。終わると、「我がロシアには一寸たりとも余分な土地はない」等と言い出します。ここ10年くらいその繰り返しなんですね。最近は、ありもしない天然ガス資源をえさにしようとしていました。いいかげん日本のマスコミも気がつけば良いのですが、どうなってんでしょう。そこで私の秘策をお教えしましょう。内緒ですよ。
北方領土に対する一切の経済援助を止めます。今のところ日本にとってロシアはお荷物でしかありません。共同のビジネスをしようにも信頼度が全くありません。現在、北方領土の国後,択捉の住民はカニで潤っており、それなりに豊かな生活をしているので北方領土はロシアのままで良いと思っています。ところが、日本に近い歯舞,色丹の住民はすっかりカニを取り尽くし、極貧の生活に喘いでいます。住民の多くは日本から立ち退き料をもらって本国に帰りたいと思っています。これを利用するわけです。国後,択捉のカニはあと2,3年で取り尽くします。その時まで我が国は安値でカニを買い続けるのです。そして、カニがいなくなった北方領土には産業はありません。ロシア本国からの援助もありません。一旦ぜいたくの味を覚えた住民の不満は高まり、今の歯舞,色丹と同じになります。その時に、住民投票をさせれば確実です{もちろん立ち退き料をあげましょう}。これ以外に、あのロシアから領土を返させる手はありません。

25.「 ロケットは『発進!!』だ」

私は授業で毎年アポロ11号の打ち上げのシーンを生徒に見せています。あのかっこいいカウントダウンは何度聞いてもゾクゾクとします。まさに今、月へ向かうんだ。人類の夢がかなうんだという希望と威厳と自信に満ちたものです。ところが日本のロケットの打ち上げはどうでしょう。1995年に世界に誇る液体酸素−水素エンジンを搭載した大型ロケットH−Uロケット1号機の打ち上げがありました。幾多の犠牲と技術者の英知と努力,先人の想い,戦時中のロケット特攻機「桜花」,すべての日本のロケットの集大成の打ち上げでした。ところがそのカウントダウンときた日にゃ、なんとなんと。寝ぼけてるんじゃないかと思う若造の張りのない声。ため息混じりのカウントダウン。へたくそな英語でリフトオフ等と言う始末。最低でした。他の打ち上げも似たり寄ったり。やっぱり日本人は最後の詰めが甘い。すごい事を成し遂げたんだから、すべての努力はカウントダウンに集約されているんだから,堂々とした威厳に満ちた打ち上げであって欲しい。どう考えても、適当に「お前やれや」式にやってるとしか思えない。
そこで提案。まずカウントダウンは声優にやらせよう。デスラー総統でも沖田艦長でも島大介でもいい。そして、打ち上げの瞬間は「リフトオフ」じゃなくて『発進!!』にしよう。「ヤマト発進!!」これだよ。
10,9,「フライホイール始動!(そんなもんないか)」8,7,6,「エンジン点火」5,4,3,2,1,0「ひてん,発進!!」1000年先まで語り継がれる打ち上げにしよう。
 最近のTVを見ていたらH−2ロケットの打ち上げ失敗の様子をやっていて、その時のカウントダウンは見事な発音で、美女(そう信じている)がやっていました。ロケットはしくじったけれどこれならよい。宇宙開発事業団にメールを送って進言した甲斐がありました。
 

26.「人事を尽くして天佑を確信せよ」

人事を尽くして天命を待つという言葉があります。しかし、この格言には勢いがない。若者には不向きです。そこで、勢いとパワーを持つ{ホントか?}「天佑を確信せよ」が最適です。私は、これだけの努力をしたのだから報われないはずはない、というのを信条に何事にもあたります。人生、一時的に報われないように見える時もありますが、そんな事で腐っていてはいけません。そんな時にもだれかは見ているものなのです。天佑を確信しましょう。雨の日でもある時間の空の一角には晴れ間もあるのです。獅子座流星群が証明してくれました。

27.「あなたの夢は?といつまで聞かれる」

小中高生に対する定番質問に「あなたの夢は?」というのがあります。さて、考えてみて下さい。あなたが最後にこの質問を受けたのは何歳の時ですか。案外20才くらいが最後なのかも知れません。どうしてでしょう。中年も壮年も老年も大志を抱き続ける人はいるのですが。さあ、あなたは何歳まで自分の夢を語れますか。

28.「能ある鷹は爪を出せ」

「能ある鷹は爪を隠す」といいます。しかし、この言葉はおかしい。鷹はどこから見ても鷹です。爪を隠して相手を騙し討ちになどしません。襲うときには爪を出していきます。雄々しい鷹はせこいことはしないのです。時折、他の鳥の獲物を横取りしますが。競争の激しい人間界も自分でチャンスをつかまなければ、別の人がさらっていきます。自分は何ができるのか、みんなに爪を見せてアピールしましょう。それでさらわれるのなら自分の修行が足りないのです。若者が塔の立った様な事を言ってはいけません。爪は出さなければ磨けません。磨いて鍛えれば誰にも負けない無敵のエクスカリバーになるでしょう。でも隠しておくといいことあるのかな?

29.「鉄は熱くしてから打て」

この言葉は篠路高校・白鳥校長{現酪農学園大学教授}の「鉄は熱くなってから打て」を改造しました。鉄は熱いうちに打て!とはよく言われます。鍛えるためには素材そのものが熱を持っていなければならないわけですが、熱いうちというのはいつなのでしょう。この言葉は、新たな職場,学校に入ったときによく使われます。しかし、新入生や新入社員が熱くいられるかどうか{熱いとは限らない}はそこの先輩,上役,教師にどれだけの力量があるかにもかかっています。最近の新入りは熱意がない,力がない等としたり顔で言っても何もなりません。中身の無い先輩諸氏が相手では鉄はすぐに冷め、打ちようもなくなるわけです。また熱いのは新入りの時だけなのでしょうか。ベテラン選手もその技に磨きをかけるためには熱くならなければならないのです。同一の環境に慣れてしまった人間に火をつけ熱くするのが上役,教師の役目です。最初の熱さを当てにしてはいけません。熱くなるのを待っているのを一歩進めて熱くさせましょう。

30.「一を見て十を知った気にならず」

優秀な人間を評する言葉としてよく「一を見て十を知る」という言葉が使われます。でも言われてる人間は長い月日のうちに自分は一を見たら十がわかるんだという奢りが出てきます。また、実験でもちょっとやってみて結果が分かった気になってしまいます。井の中の蛙君によくみられる現象です。しかし、本当の十は十以上の体験から得られるものでしょう。自然を見つめる時の最大の奥義は謙虚な気持ちです。

31.「長野方式」

見られると都合の悪いものを焼却処分し知らぬ顔をすること

32.「拓銀方式」

自分の任期中に不始末が発覚するのを恐れて不始末を支援し続け、あとの事は後任者に丸投げすること

33.「理科好きが増えている」

かつて「理科嫌い」「理科離れ」等という標語がはびこっていました。理科教育を憂えての標語だったのですが、私は大嫌いな標語です。全国には多くの研究熱心な先生と意欲を持った生徒がいるのに、新聞やTVにすら日常的に登場して「理科好き」な子どもをないがしろにしようとしています。この標語はかつてのSONYの意見広告{10年位前に全国の新聞に一面広告を打った}の「βってなくなるの?」と同じものだと思います。それまで4:6位だったβとVHSはこの後急速に0:10になってしまったのです。当事者が負の方向を持った言葉を全面に出してはいけません。「理科嫌い」を生産している教師は即刻リストラです。今や全国の先生と生徒の二人三脚で「理科好きな子どもは増えている」のです。だから実験機材を揃える予算が必要なのです。だから、彼らを指導できる優秀な教師が必要なのです。かつての農業政策のように、滅び行く日本の農業を補助金で守るんだ式の「理科嫌い」標語作戦は失敗です。
34.「最近の老人は」
最近の若い者は・・・・というのは人類が言葉持った50万年前から言われ続けた歴史的言葉です。しかし、世界はいずれ「最近の若い者」の手によって建設されるのですからぼやく前に教育と信頼をすべきでしょう。ところで最近は、若い者どころか老人のマナーの悪さが社会問題化しています。生徒に聞いてみると、バス待ちの列に割り込んで「老人だからいっしょやねぇ」とか、スーパーの軽食コーナーに終日入り浸り漬け物交流会とか、煙草や空き缶を平気でポイ捨てしたりとか、葬式の時にひたすら世間話をしたりとかもうどうにもならない状態があります。始末が悪いのが、「俺達には明日はない式」で間違った事を直そうとしない者が少なからずいる点です。若者の手本にならない老人が増えているのは新聞の投書欄での苦情増加からも明らかです。かつて日本の弱体化を狙うある外資系企業{おおっフリーメーソンの陰謀か?(^^;)}のコマーシャルに「子ども叱るな、いつか自分が通った道だから。老人笑うな、いつか自分が通る道だから」なんてのがありました。とんでもないコピーです。だめな奴にはだめだと言ってやらなければ、もっとだめになるのです。迷惑を受けたら堂々と「迷惑だ」と言ってやりましょう。

35.「信者と書いて儲けると読む」

これは横浜物理サークルニュース99年12月号の鈴木健夫先生の巻頭言からの盗作です。最近、おかしな宗教もどきが多いと思ったら違っていたのですね。昔からあったんです。さすが古代の人は偉い。5000年前からもうわかっていたのです。信じる者から儲けられると。でもこれだけ報道してもインチキ宗教にお金を喜んで捨てに行く人は減りません(まさしく喜捨)。こうなれば仕方ない、国家でインチキ宗教を経営しましょう。10億寄進したら神社に祀ってやるとか、5億なら橋に名前を残してやるとか、1本なら人工衛星に髪の毛を入れてやるとか。よし!これで次の衆議院選に打って出よう(^^)/。消費税なんかもういらないぞ。
 
36.「3×3は3+3に勝つ」
 1×1は1+1に負けます。2×2は2+2と同じです。しかし、3×3は3+3に勝ちます。知識、技術、アイデアにも同じような関係があります。異文化を取り入れることによって新たな進歩が生み出される事が多々あります。しかし、いくつかの知識を寄せ集めてみても、最初は思うほどの効果が見られず、途中であきらめてしまう場合が多いのが普通でしょう。しかし、それでもあきらめずに集め考え続けるとある日突然「ひらめき」となって急展開をみせるものです。達人はそのことをよく知っています。努力しながら、必ず「ひらめき」がやってくるのを知って待ちかまえているのです。2×2であきらめてはいけません。3×3の次は4×4になるんです。すごいではないですか。
 
37.「赤ん坊の役目は今はわからない」
 これは電磁誘導の法則、発電機で有名な我らのヒーロー、ファラデー先生の言葉を改造しました。ファラデー先生が一般向けの講座で電気について話していたところ、あるご婦人が「ところで、その電気というのは何の役に立つのでしょうか?」ファラデー先生は言いました。「生まれたばかりの赤ん坊が将来何になるかはだれにもわかりません。」そう、でもきっと何かになるんです。赤ん坊は何かを学び、そこから自分が何者かを知るのです。今やっている勉強は何になるのだろう。自分はなぜここにいるのだろうと考えながら。ついでにファラデー先生は「いずれ電気に税金がかけられるでしょう」とも言っています。その通りになりました。
 
38.「悪いのは自然現象ではない」
 新学習指導要領では、少しでも難しそうな、わかりにくそうなものは親の敵のように、削除か軽減か上級学年へ先送りになっています。教育課程審議委員会なる、小説家や評論家という自らの言動に責任を持たなくて良い連中が出した答申を真に受けて、努力してわかるという過程をなくして日本をどんどんだめにしようとする陰謀(おおっ!またフリーメーソンか)にはまっています。よく考えてください。天文分野で言えば、月の満ち欠けや星座のところが、わかりにくいということで削除、軽減されています。月や星座がわるいんですか。悪いのは、教え方であって(自分でわかってないことを子供に適当に教えて平気な教師がいる)自然現象ではありません。取捨選択の正しい観点は、人間形成に必要な事象かということであって、わかりにくい(教え方が下手,生徒の努力不足)かどうかではないのです。
 
39.「ISOは宣教師」
 最近、ISO△□×○とかいう妙な規格が流行っています。何やら、ゴミの排出量やら環境に対する影響を低レベルにするための方策を実施しているかどうかのお札(ふだ)らしいのです。欧米の企業の中にはこの規格を取得していない所とは取り引きしないと公言しているところもあります。それでもって日本の企業やら研究機関までがその取得に躍起になっています。でも、ちょっと待って下さい。これって、500年前から使われているヨーロッパの常套侵略パターンではないですか。初めに宣教師を送り込んでそこの人心を白人の神の元に掌握し、その後白人の旦那様がやってきてすんなりと支配してしまうあのやり口です。今までさんざん地球を汚してきた連中が勝手に作り上げた規格にへーこらとお参りに行くのは納得できません。自動車の排気ガスをきれいにしたのは日本です。あの雪印ですらISOを取得していたのです(ただし、事故を起こした臨時施設以外)。その様な規格を喜んで取りにいくより、日本独自の規格を作りませんか。鯨もそうです。今まで油を取るためだけに乱獲していた国のヒステリー集団に気を遣う必要はありません。鯨がいかに有益な資源かを我らは古代から知っていたのです。官公庁で使う紙もなぜかA3,A4版で今までのB版より一回り大きい物を強制的に使わされています。これも世界規格だそうで、森林資源と収納スペースの無駄でしかありません。USO800規格とでも改称したらどうでしょう。
 
40.「最近のオリンピック選手は」
 シドニーオリンピックを見ていて思いました。最近の日本のオリンピック選手は実力を伴わないのに大言壮語しているのが多く、相手の選手に対する尊敬とかいうのが(多分していると期待していたい)インタビューから聞こえてこないのです。自己ベストを3秒縮めても、なお金メダリストに2秒も負けてる水泳選手の田島が、自分が取れるのが当然だと言わんばかりに「めっちゃ悔しい、金がいいです」しか言えないというのは、非常に子供っぽい。正々堂々とした試合で負けているのに銀メダルが気にくわない風に言う女子柔道選手は見ていても未練がましい。柔ちゃんが「最高でも金、最低でも金」というのは実力と気迫が伴って好印象を持ちますが、他の選手が真似すると滑稽です。
 
41.「百聞は一見に如かず、百見は一触に如かず」
 マンネリ化の進んだたけしの万物創世記に出てきたある研究者(名前忘れました)の座右の銘のパクリです。説明の必要もない名言です。
 
42.「世の為、人の為、自分の為」
 これは私自身の座右の銘です。人間の行いには私利私欲にとらわれない(沖縄のある落選県議は最後のお礼の演説の時に私は私利私欲のためにがんばってきましたと言ってしまってました(^^;;))高い志があって初めて成し遂げられることがあります。と言っても人間、無償のボランティアというのは自分の子供以外にはそう長期間続けることはできません。時には、見返りがほしくなるのも人間としての偽らざる心境です。ただし、見返りが最初で世の為、人の為が最後では誰も力を貸してはくれません。志を高く持ち、それを長続きさせるためには、自分の為を最後にちょっと付け加えておくとよいと思います。
 
43.「小学校でも教科担任制」
 私が小学校4年生だった昭和44年、母校北見小泉小学校では教科担任制を実施していました。担任の吉岡力先生は国語と音楽だけ。あとの科目は全部違う先生が持ちました。私は全国の小学校もそうだと長く思っていたのですが、これは全然違いました。北海道でも北見地方以外は、全教科を1人の担任が持っていたのです。なぜ、こんな無駄が平然と行われているのでしょう。小学校の先生は大学で数系統のコースに別れて免許を受けます。当然ながら理科コースでない先生が理科を教えることもあります。これは、私に美術を教えろと言っている様なものです。論ずるまでもなく、効果的教育と学級崩壊を消滅させるためにも北見方式は有効な手段です。理科が得意(好き)な者が理科を熱意を持って教え、国語が得意(好き)な者が国語を熱意を持って教える。この反対はあり得ません。わかってない人間が物事を教えることぐらい悲惨なものはありません。先生の研修のために学校があるわけではなく、生徒のわかったできたのために学校があるのです。根本的なシステム改善を毎年やってるナントカ教研で論じてもらいたいものです。そういえば北海道新聞を見ると、「ナントカ教研では保健室が学校の駆け込み寺となっていることが浮き彫りにされた」と毎年同じ記事が載ってます。
 なお、この提案は実現の運びとなりました。
 
44.「コンビニ出版」
 コンビニは便利ですが、当然売れる物しか置きません。まあ企業ですからそうなるのを責めることは出来ません。最近は出版界もコンビニ化してきました。売れる物しか出版しない。友人のフリーライターは大手T島社から初版で8万部売れない本は出さないと言われ廃業しました。あの「いきいき物理わくわく実験」ですら3万部の教育出版界には別世界の話のようです。たいがいの本は3000部も売れたらたいしたものというのが教育関係です。どういうことなんでしょうか。一般のお父さんは家に帰れば、ビールを飲んでナイター見て風呂に入って寝るだけです。書斎なんかありません。読むのは週刊誌か三文小説です。勉強なんかしません。かといってベストセラーになってる本を買うかと言えば、そんなこともない。私は週に3度は本屋に行きますが、お父さんがいるのは週刊誌の立ち読みコーナーくらいです。普通の本は誰が買っているのか?そう、それは女の人なんですね。昔から商売は口(食べ物)と女を狙えと言われます。デパートの1階は必ず女性用フロアです。出版社も読書をしないお父さんにターゲットをあてるリスクを負いたくないのです。しかし、これで良いのですか。世のお父さん。まともな読書をして、子供に勉強している姿を見せましょう。茶の間でゴロゴロ粗大ゴミでは家庭でもリストラです。特に先生はね。
 
45.「やる気に予算はついてくる」
 10間口規模の学校を1校新設するのには土地が安い北海道でも20億円以上かかります。それを30年で建物だけ償却すると年に4000万円という感じでしょうか。ソフトよりハードにお金をかけるのが我が日本の伝統です。さて、理科実験には設備が必要です。視聴覚教育にも設備が必要です。ところが、お金が必要なのは我々だけではありませんから、希望額はそうそう配分されません。しかし、学校予算には管理職の意向でどうにかなる部分がかなりあります。逆に言えば、管理職の目を見開けさせれば思わぬ予算が来るのです。ですから、授業を見せましょう。能力のない管理職ほど教室や職員室には来ないですから(文句のある人はかかってきなさい)、こっちから来させるのです。視聴覚教育は映画の時間、実験は面白おかしいことをして見かけの興味を出す時間と思っていますから。こっちの正しいやる気と理念を感じ取らせましょう。
 
46.「参考文献?科学の祭典ガイドブック」
 研究発表や著書において、自分が参考にした文献や助言を紹介するのは人間として当然ですが、中には不誠実なパクリ本もあります。一番驚いたのは、ブルーバックスの「子供にウケる科学手品77正・続」で天才と自称している後藤道夫が書いた本に、「参考文献、科学の祭典ガイドブック」とあったのを見たときです。これじゃあ、科学の祭典に新ネタの出典なんかできません。一山いくらではいお終いなんですから。有名になった人間がやる次の仕事は後進を育成する伯楽となることです。人の業績を横取りすることではありません。
 
47.「読書は北斗神拳」
 ケンシロウが強いのは戦った相手の技を自分のものにしているからです。読書は、著者の何十年の人生での成果が詰まった物です。読めば、数時間でその経験と成果を共有できるのです。読めば読むほど、自分の中にシュバイツアーやファラデーや野口英世の経験の、何分の一かでも身に付くのです。我々人類の潜在能力は極めて高いのです。タイムマシンで5万年前の人類を連れてきて、子供の時から教育すれば現代にでも十分通用するはずです。ということは、我々の頭脳のままでも5万年後の超文明{トランスワープもタイムトラベルもできる}を理解できる可能性が高いのです。読書によって千人の智恵{のべ7万年の人生}を数十年で身につけられる。その結果、自分でも気づかなかった能力や才能を手にすることもできます。いっこく堂さんの見事な腹話術も、1冊のカッパノベルズから成長したものです。さあ、読書をして君も世紀末救世主ケンシロウになろう。「どきどき化学なるほど実験」を読めば私の18年の教員経験が伝わります。
 
48.「いい生徒を集める?」
 新設校や進学指導のみに熱を入れてる学校でよく聞かれるのが「いい生徒を集めるんだ」「そのために進学率を上げるんだ」というかけ声です。北海道ではよく聞かれます。しかし、本校の先生が長崎県のとある高校へ学校訪問へ行くと、「本県の先生は長崎県の生徒全体をよくするんだという意識でいます。どこそこの学校だけよくなればいいというものではありません。」と言われたそうです。いくつかの学校を良くしたというのは、単に選別したに過ぎず、そのレールに乗らない生徒ははじき出されただけのことなのです。視野を広げて日本全体、世界全体の人間をどう育成するかを真剣にかんがえなければならない時期にさしかかっています。
 
49.「運転と着眼力は相関有り」
 車の運転をしていて気が付くことがあります。たとえば、2車線の道路の交差点で、右レーンに車が数台しかいないのに左レーンに30台くらい並んでいる場面を良く目にします。当然左レーンは信号を数回待たなければ通過できません。右レーンにいる右折車を嫌って左に集まるわけですが、ちょっと考えると次の様な結論を得られるはずです。自分は直進したいのだが、右レーンに行ってみよう。運が悪くても1回信号待ちで直進できるはずだし、左レーンにトロい車がいて入り込めるかもしれない。どっちに転んでも右レーンが有利だ。実際、右レーンで失敗する確率は10%位です。また、通勤時間帯によっても運転しているドライバーの気配りに差があります。早い時間帯で通勤しているドライバーは運転がなめらかで、後ろについていてもあまりストレスを感じません。(空いているからではありません)右折・左折の際には道路の端に寄って後続車に気を遣います。ところが、時間帯が遅くなると発進・停車のタイミングがおかしかったり、どっちの車線を走っているのかわからなかったり、右折・左折待ちもレーンの真ん中で平気でいたりするドライバーが急に増えてきます。毎日同じ道路で通勤しているのに、道路の特性・信号のタイミングにまったく気がつかない人とそうでない人には着眼・分析力に差があります。学校でもそうですが、遅刻したり前もっての準備時間を持たない生徒は周りのことも自分のことも観察・認識できません。早い時間に通勤する人には、時間にゆとりと前もっての準備に気を遣う「できる人間」が多く含まれています。地位が上の人ほど早く出勤するのは世界の常識です。遅い時間帯に通勤する人には(始業が遅い人も当然います)、間に合えばいいやと思っている「できない人間」が多く含まれることを朝夕の交通状況を見て確信しました。1日10分無駄にする人は1年で60時間=24万円の無駄をする人です。
 
50.「ラーメン700円は高すぎ」(H12.10)
 牛丼280円、ハンバーガー65円の時代に炭水化物主体のラーメンがなぜ700円もするのでしょう。今までは、ラーメンブームの追い風もあり、ちょっと流行った店がいい気になって700円とか(札幌に開店した支那そば屋は850円とか信じられない額を要求します)値段をつり上げ、消費者がそれに文句を言わないという悪循環でどんどんつり上がって来ました。26年前はビッグマックが280円、ラーメン150円だったのです。しかし、そろそろ消費者は目覚めてきました。ラーメン1杯が牛丼卵みそ汁2セット、ハンバーガー10個と同じ価値はないということに。これから、ラーメン業界は風雪の時代に突入します。今まで、安いラーメン店は必ず潰れてきましたが、これからは違ってきます。予言します。
 
51.「執念は予想を運命に変える」
 プロジェクトXは大人気で、当初1年の予定であったものが3年目に突入しています。そこで、共通するのは開発者の執念です。誰しもができない、いやできたらいいんだけどなぁで足踏みしているところを「必ずできる。やり遂げる」という執念を持って前進していく所に感動するわけです。必ずやり遂げる執念こそは予想や予定を運命に変えるのです。と最近、ある美人の先生(私的に)と話していて思いました。
 
52.「週休二日は公共事業」
 国民の批判を浴びて、いくつかの無駄な公共事業はなくなりましたが、高速道路(人口数千人の町を結ぶ高速道路が北海道で完成しつつあります)整備に見られる様に一旦決まると当初と状況が変わっても申し送りと無責任体質で継続される体質は変わっていません。そして今、日本をだめにしようとする欧米の陰謀が遂に実現します。週休二日導入が言われていた十数年前、世界は日本の製品で溢れていました。当然、欧米は面白くないわけで、外圧として日本政府に週休二日実施を強力に迫ってきました。当時の(今も)バカ政治家と無能官僚ははいはいそれではと週休二日を推進し始めました。ちょっと考えればわかるはずです。どうしてよけいに休んで今までと同じ生産力・コスト・収入が維持されるのでしょう。大学までが、土日にはおいそれと学内に入れなくなりました。そして、この不況の現実です。みんなで働いて、新しい仕事を作り出さなければ、他国よりよい安い製品を作らなければ、自動改札機の様な(プロジェクトX)新技術を生み出さなければ日本の未来はうぉうおぅうぉうおぅです。世界にばかにされます。間違った新教育課程と週休二日はただちに放棄し、もっとハングリーなプランをたてるべまです。申し送りはやめましょう。
 
53.「株式は骨董品市場」
 世界経済は株式市場によりかかっています。企業の資産は、それだけでは何も生まない紙切れが主力です。そして、底なしの株安が不況の原因となり、解決策の手詰まりを招いています。株式市場というのは、基本構造は帝国主義(植民地を増やして安い原料と愚かな市場を発展させる・無論地球の人口と土地は限られているので50年前にはこの方式は完全崩壊)やネズミ講(初代会員だけがもうけられる、末端がもうけるためには地球人口では足りない)と同じです。これから、少子化が進んでいくとお客の数そのものが減るわけですから、どうあがいても値上がりするわけがありません。さらに言えば、骨董品と同じで古くても買い手のいないものは値が付きません。もう株式市場はやめましょう。所詮は先物取引と同じでマネーゲームのためだけに存在しているのです。一旦発行した株券は、所有者が変わっても何も生産しません。現実にある物やアイデアにこそ、もっと正当な報酬が支払われるべきです。
 
54.「マルクス復活か」
 共産主義が内部腐敗のもとに崩れ去って早10数年。崩れ去った原動力は、大衆には人間の本性を覆い隠させ平等を謳い、幹部は本性むき出しの生活を送っていて、それが大衆の怒りを呼び覚ましたことにあります。翻って、今の日本も同じ様な状態です。金持ちは労働者を無保証のフリーターとして最低賃金で雇い、利益は再配分せずに懐にしまいこむ。トラックの輸送単価を2割下げても消費者に還元されることはなく、中間にいる人間がみんなに気づかれないようにその利益を搾取する。ドライバーは命をすり減らしても、なにも報われない。そろそろどこかで暴動が起こっても良さそうなものです。小泉が首相になって、いい事はありましたか?自民党はぶっ壊れましたか?私は予言します。近々、マルクス・レーニン主義を見直す運動が起こるでしょう。まずは、出版から・・
 
55.「日本の労働者は世界最優秀」
 近頃の電化製品はすぐ壊れます。カメラは2年持ちません。そういうのは国外で作ったものが多いようです。工場の生産ラインを見ればわかります。あの複雑な工程は、努力と誠実さと向上心を持った労働者でなければこなすことはできません。企業もやっと気がついたようです。そんなことができるのは日本人だけであると。、見た目の安さで工場を海外に造っても、労働者は要求レベルには決して達せず、技術を教えれば、すぐに盗まれて利益をかすめ取られると言うことに。日本の労働者による日本の製品は、必ず日本を復活させます。
 
56.「夢がエンジン、やる気がガソリン、たぎる出力無限大」
 最近、KOKIAの曲が好きです。オリンピック応援ソング「夢がチカラ」の中にあるフレーズです。「Ah〜 すがすがしい顔をしてるね、だって夢がエンジン」
忘れていませんか?自分の夢を。あきらめていませんか?自分の才能を。日本一くらいなら誰でもなれますよ。このエンジンは燃費も出力も無限です。
 
57.「誰も才能試験は受けてない」
 様々な分野で活躍している人がいます。でも、生まれながらに才能を見いだされた人もいなければ、どこかで国民全員に、作曲の才能テストとか役者のテストとか金持ちテストとかやってますか?やってないですよね。そうなんです。今活躍している人は、決して全国民から選ばれたわけではなく、これをやってみようという意志のある人から選ばれたのにすぎないのです。ですから、バイクの修理をしている人に小説家としての才能が隠れているかもしれませんし、レストランで皿洗いをしている人に役者としての才能があるかも知れません。ハリーポッターの作者はまさにそうでしょう。残りの人生、このままでいですか?
 
58.「夢を持ったら日付を入れよ」
 どこかの創業者の言葉です。
 
59.「日本は近代化してる」
 最近の記事を見てると、勝ち組・負け組などと人間を色分けして、負け組になったらなにをされても泣き寝入りしかないという風潮が作られています。
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